痛みについて考える
「痛み」は医療関係者の永遠のテーマである。
私も治療士の道を志したときから、「痛み」の理解に努めている。
が、まだまだわからないことは多い。^^;;;
痛みには1次痛(速い痛み)と2次痛(遅い痛み)がある。
1次痛は「高域値機械的刺激受容器」→Aδ線維→視床→大脳皮質知覚領野
2次痛は「ポリモーダル受容器」→C線維→脳幹網様体→視床→大脳辺縁系→大脳皮質知覚領野
ポリモーダル受容器は、その名称が多くの(poly)様式(mode)の刺激に反応するところに由来するように、機械的、化学的、および熱刺激のいずれにも反応を示し、幅広い刺激様式対応する受容器である。深部組織の体性系である骨格筋・関節、内臓系として腹腔からの降下臓器である睾丸をはじめ諸臓器においても見出され、広く全身に分布する感覚受容器である。幅広い刺激強度に応ずるという広作動域性を含め、この受容器の性質は、刺激様式、分布、強度の3つの「広さ」に特徴づけられる。
さらに、くり返し刺激に対して反応の再現性が悪く、刺激の性質を忠実に伝えるというよりも侵害刺激によって生じた組織の変化を伝える受容器といえる。この意味で、炎症など臨床的に認められる痛みに対する感覚受容器としてポリモーダル受容器が担う役割は大きい。(引用岩波講座現代医学の基礎脳・神経の科学Ⅰ-ニューロン)
痛みは辛い・・。
辛い痛みに対して、医療現場ではさまざまな取り組みがなされているが・・。
終わりはないのか・・。
むしろ、痛みで苦しむ人たちが増えているような感じさえ受ける。
何が問題なのだろうか。
「痛み」には発痛物質が出現している。
発痛物質にはブラジキニンやセロトニン、プロスタグランディンなどがあり
これらの化学物質に侵害受容器が反応し脳に伝え、
「痛い」と感じます。
痛みは「組織の何らかの変化」を伝える電気信号なのです。
この電気信号を経路内で遮断したり、抑えたりするのが一般的。
しかし、「組織の何らかの変化」に対応しなければ、
一時的に痛みの経路の遮断、抑制だけではないだろうか!
「組織の何らかの変化」に対応というのは骨折固定、悪性腫瘍除去、感染症ワクチンなど。(でも、本当に対応しているのかわかりませんが・・)
なぜ、発痛物質が出現するのか。
(現段階では生態防御反応!?と思っている)
発痛物質は「組織の何らかの変化」を痛みとして脳に伝えるための物質なので、抑えたとしたら痛みが悪循環に陥るような気がします。
「組織の何らかの変化」はレントゲン、CT、MRIに映るようなものばかりではありません。
映らない身体の痛みって何なのでしょうか?
「痛み」の感じ方は個人差がかなりあります。
私は痛みに弱いです。^^;;
赤ちゃんは強い、っていうより鈍いっていうのかな。
痛みは脳が関与しているので、「痛かった」経験値などと関係して複雑なのだと思います。
私は主に骨格の痛みの治療を仕事にしています。
腰椎椎間板ヘルニア、変形性股関節症、顔面神経麻痺、スポーツ障害などです。
痛みのメカニズムからみてヘルニアと痛みが無関係であったり、関節の変形と痛みが無関係であったりすることが、勉強をするうちにわかってきました。
そうすると、「組織の何らかの変化」ってなんなの!?
「筋硬結」がすべてではない!?
「入力と出力」(現段階では上手く説明できない)なの!?
例えばギックリ腰を経験をされた方、
そろーり、そろーりと、とにかく激痛が起きないように動きませんでした?
ゆっくーり、イスに座ったとき、妙に姿勢が良くなかったですか?
腰で反ると痛いし、曲げると痛いから。
「入力と出力」を無意識の内に経験しているのですよ。
痛みには脳が関与していますので、痛みと前向きに!
治らないと思っているとせっかく身体が治ろうとしているのに、
ブレーキをかけてしまいます。
心配無用!
大概の事は何とかなるものです。
あきらめないで。^^
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