« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »

2008年10月31日 (金)

ナンチャンと一本歯の下駄

半身動作研究会の中島章夫先生の骨盤おこしコラム。

今朝のTBS「はなまるマーケット」にウッチャンナンチャンの南原清隆がゲストで出て、一本歯下駄を紹介していた。
ナンチャンは一本歯下駄の愛好者だったのだ。

↓これは番組とは関係ないけど一本歯のナンチャン。
「秋元康 ナビゲート 夢中力/南原清隆」
http://www.asahi-mullion.com/column/akimoto/80724index.html

きっかけはやはり甲野先生との出会い。
「姿勢フェチ」だというナンチャンは、一本歯下駄でダンスの姿勢も変わったと言っていた。

問題はその「いい姿勢」の説明。
「日本人は腰を傾け過ぎ(←これは前傾しすぎということ)なので、腰を立てるといい」
と骨盤を後傾させたのだ。
「この腰を立てるのはヤワラちゃんに教わった」と言っていた。

おそらく多くの人が「骨盤をまっすぐに立てる」と言われると、そうしてしまうであろう傾きでこの「腰の立て方」が一般的な「腰を立てる」イメージだろう。
骨盤を「ぶらさげてしまう」形である。

ナンチャンを見ていて、なぜそうしてしまうのかよくわかる。腰椎の余分な反りを取るためなのだ。
腰椎の強すぎる反りは腰痛の原因になるが、骨盤を後傾させると反りが緩和される。腰椎の強い反りは武道やスポーツの動作にも悪い影響を与えるので、それで谷亮子もそういう骨盤の傾斜を使っていたのだろう。

骨盤おこしでは、胸骨を前に出すことで腰椎が強く反ることを防ぐ。早い話が股関節から上を前傾させるということだ。スキージャンプの飛行姿勢をタテにしたみたいだ。もっとも足の幅は腰幅だが。
そして前傾した胴体の前面が広がって背中側が縮まることで、やがて前傾した(これがおきた状態なんだけど)骨盤の上に上体が乗ってくることになる。このあたりはうまくことばにできない。

つまりこの胴体前傾の姿勢は、骨盤おこしトレーニングの過程として表れる。そのためこの時期に一本歯を履くと重心が前にあるため、立つことが難しいのである。
そのため骨盤おこしトレーニングの提唱者である中村考宏さんは、二本歯の高下駄の前歯で歩くことを薦めているのだ。一本歯ではどうしてもナンチャンの言うように骨盤を後傾させて背筋を伸ばすやり方を選ばざるを得ないのである。
もし骨盤がおきている人(前傾した骨盤に胴体がスッと乗っている人)なら、そのまま一本歯を履いて止まることも可能だろうが、そうでない人にとって一本歯はどうしても重心を後ろにもって行きやすいといえる。

ナンチャンが「多くの人は腰を入れてしまうので」と言いながら示した姿勢は、腰椎を反った姿勢だった。だから骨盤を後傾させてその反りを無くしたのであるが、本来の「腰を入れる」は骨盤を前傾させること(本当はこれが骨盤がおきたということ←しつこい?)で、腰椎を前に入れることではない。
ところでこの場面でナンチャンは骨盤をキュッキュと前後に動かしたのだが、実に柔らかく骨盤が動く。
以前、ある治療家への骨盤おこしの説明で、骨盤を前傾、後傾とくり返し動かしたら、普通の人はそんな風に動けないんですよ、と言われたことがあった。骨盤を動かそうとすると腰椎の反りも伴ってしまうのだという。
それだけ骨盤を動かす筋肉が緊張しっぱなしということだろうが、そういう人が一本歯の下駄を履くとむしろ姿勢が悪くなるってことがないのだろうか。
まず股関節周りの柔軟性を取り戻してから下駄(一本歯でも二本歯でも)のトレーニングをした方がいい人もいると思う。

さて、ナンチャンの一本歯に乗った姿勢の場合、骨盤が後傾しているので股関節の動きが制限されてしまう。
一本歯を脱いで立ったとき、あの姿勢のままで股関節の自由を取り戻すためには、股関節から上を少し前傾させる(軽いお辞儀)か、上体はそのままに膝を少し曲げて腰を落すかである。
もっとも昔「笑っていいとも」で「ナンバラバンバンバン」と腰を振りながら踊っていたころから骨盤はよく動くようなので、いまもダンスのときは必要に応じて骨盤前傾をさせたりしているのかもしれない。

人気ブログランキングへ

股裂きと股割り

126 股関節から動かしましょう!

動かせそうで動かせない。

動かしているつもりで動かしていない。

129 股関節で動く感覚がわからない。

股関節で動かす感覚がわからない。

股関節で動けばわかる。

股関節で動かせばわかる。

感覚。

感覚がわからなければ股割りをやってみる。

股裂きではない股割り。

きちんと股割りができれば股関節で動かしている。

一目瞭然。

わかりやすい判断材料です。

人気ブログランキングへ

2008年10月29日 (水)

セミナーの形式

東京で行うセミナーも4回目となった。

スポーツ関係、ダンス関係、音楽関係、武術関係、主婦、OL、子供、医療関係、編集者など参加者の顔ぶれはいろいろ。

セミナーの形式はとくに決めておらず、初参加の方で骨盤の位置を知りたい方を順々に話を聞きながらアドバイスなどをさせていただく。

全体的に骨盤後傾の方が多いので骨盤をおこすと感覚的にかなり前傾になることに驚かれる。

他の参加者の骨盤の位置を観ながら自分の骨盤の位置を見直してみるとわかりやすいと思います。

次回は今年最後の東京セミナーになります。

人気ブログランキングへ

2008年10月28日 (火)

千代田稽古会

26日のセミナー終了後、半身動作研究会の中島章夫先生からお誘いを受け千代田稽古会に参加する。

武術研究家の甲野善紀先生はあいかわらず技が冴えている様子。
中島先生と甲野先生の動きを分析しながらおしゃべり。
贅沢な時間だった。^^

中島先生は骨盤おこしや胸割りを稽古に取り入れてからの技の変化を説明してくださった。
私には技のことがよくわからないけれど中島先生の雰囲気で何となく感じとることができた。
何よりも動作を観る感覚が私と一致していて話が弾んだことが楽しかった。^^

甲野善紀先生のように動きのいい人を観るとき、技を追いかけてしまうとわけがわからなくなってしまう。

技が生まれるベースを観る。


基本が身体に染込み技が生まれる。

基本とは・・。

人気ブログランキングへ

2008年10月27日 (月)

セミナーのお知らせ

◎第五回骨盤おこし(関節トレーニング)東京セミナー

「定員に達したため締め切ります」

「骨盤おこし」「四股すわり」などユニークな関節トレーニングを指導している治療士、中村考宏えにし治療院院長をお招きして五回目の「骨盤おこし(関節トレーニング)東京セミナー」を行ないます。
これが今年最後のセミナーとなります。

今回は土日に一回ずつのセミナーを開催します。それぞれ独立したセミナーですので、ご都合の良い日にご参加ください。
ただ、参加者の質問に答えてセミナーが展開しますので、二回参加しても違った指導を受けられるでしょう。
これまでも「立位体前屈」「開脚前屈」「腰割り」「胸割り」「腕立て伏せ」「腹筋運動」「各スポーツのフォーム」「立ち方、歩き方」「横座りの方法・足を組む座り方」「介護技術への応用」など、参加者の専門や興味に応じたさまざまな指導がありました。

〈講師からひとこと〉
「骨盤おこし」とは後傾している骨盤を立たせる、或いは前傾させることの意味です。
「骨盤後傾」とは骨盤を後に傾けた状態です。
骨盤を後傾させて動く(身体操作)と重心が後に残ったままなので、多くの筋肉の力が必要です。
多くの筋肉の力は関節運動を妨げ、動き(身体操作)にブレーキをかけるのです。
身体の硬い人、怪我の多い選手、腰痛のある人などなど・・。
関節運動を妨げていませんか?
実は、自分が骨盤を後傾させている、ということに気づいていない!
是非、確認してみてください。
ブレーキに気づいた瞬間から、動き(身体操作)は変わります。

■講師:中村考宏(治療士・プロフェッショナルスポーツトレーナー・えにし治療院院長)

【一回目】
●日時:2008年11月29日(土) 17時30分~20時30分
●定員:20名
●会費:3000円
   (お子様連れでの参加も可能ですが、事前にご相談ください)
   (おひとりでの参加が困難で付き添いが必要な場合、付き添いの方は無料です)
●会場:明石町区民館 18時までは6号和室
           18時から6号・7号和室のふた部屋
 東京都中央区明石町14番2号
http://www.pb-k.jp/city.chuo.7kuminkan/akashi.html
※部屋は「半身動作研究会」の名前で借りていますので、ご注意ください。
※最初の30分は7号室のみでのセミナーになります)。

【二回目】
●日時:2008年11月30日(日) 13時30分~16時30分
●定員:20名
●会費:3000円
   (お子様連れでの参加も可能ですが、事前にご相談ください)
   (おひとりでの参加が困難で付き添いが必要な場合、付き添いの方は無料です)
●会場:新川区民館 1号室+2号室(和室)
東京都中央区新川一丁目26番1号
http://www.pb-k.jp/city.chuo.7kuminkan/shinkawa.html
※部屋は「半身動作研究会」の名前で借りていますので、ご注意ください。

申し込み

住所、氏名、連絡先、TELL、Eメールアドレスをご記入ください。


※動きやすい服装でご参加ください。
(会場に更衣室はありませんので、着替える場合はトイレなどを利用していただくことになります)

【参考ブログ】
身体の研究〔からだのけんきゅう〕のセミナー関係の記事
http://takahiro-n.cocolog-nifty.com/nakamura/cat20214677/index.html

2008年10月25日 (土)

セミナーの為、お休み

10月26日(日)は『骨盤おこしin東京』の為、お休みいたします。

お問い合わせは27日(月)にお願いします。

今年最後の11月セミナーの予定はしばらくお待ちください。

最近は多くの方がブログを読んでくださるようになりました。

感謝。

今後ともよろしくお願いいたします。

2008年10月23日 (木)

アウトエッジからフラット

足として使えるようになるまでの足底感覚

①拇指球・土踏まず感覚→②踵・小指側感覚→③フラット接地

①の接地感覚の方が多い。
②骨盤をおこして小指側の感覚を掴む。
③アウトエッジに乗っているのだけれどフラット感覚。

②と③の違いは股関節の可動域。
股関節の可動域が狭い場合はアウトエッジ感覚。
股関節の可動域が広い場合はフラット接地感覚。

骨盤おこしでは③のフラット接地感覚を目標にし、足として使えるようにする。

人気ブログランキングへ

2008年10月17日 (金)

布わらじ

20081016123251 患者さんが編んでくださった息子と赤ちゃんの布わらじ。

最近は布わらじが流行っているようで実は私も愛用者。^^

先日、お伊勢参りに行ったとき「おかげ横丁」でも売っていたし、布わらじの本も出ている。

「鼻緒を摘む」ことは現代人の身体にとってにいい習慣です。

高性能なシューズに頼りすぎて趾を使わなくなり外反母趾や偏平足などが増えています。

趾を使うことを習慣にすれば問題は解決します。

趾を使う習慣がないと身体にかかる負担は大きく、いろいろな問題に発展します。

是非、鼻緒を摘みあげてみてください。

身体が喜びますから。^^

人気ブログランキングへ

2008年10月 9日 (木)

脛腓関節

脛腓関節:脛骨の脛骨関節面と腓骨の腓骨頭関節面との間にできる半関節である。前腓骨頭靭帯および後腓骨頭靭帯により関節包をそれぞれ前・後両面から補強する。
膝関節の運動:下腿の屈伸を行うが、伸展と同時に下腿を少しく外側方に回旋し、屈するときは少しく内側方に回旋する。(日本人体解剖学第一巻医学博士金子丑之助著)

脛腓関節は膝関節回旋運動の補助的な役割を担い下腿部を回旋する。

足は股関節から動き、膝関節、足関節、趾節間関節へと連動する。
足に起こる様々な問題は、極端に一つの関節に頼りすぎることが原因だと考えられる。
この動作の流れを間違えて極端に膝関節に頼りすぎてしまえば脛腓関節の役割も補助だけではすまない。

足は足のように動かすことが大切である。

痛みや形(O脚、X脚)などの問題には必ず理由があるのである。
一つの関節に頼りすぎるということは、その関節に作用する筋肉に頼りすぎるということ。
動作を見直すとともに治療が必要でしょう。

足を足のように動かさなくなった背景には何があるのでしょうか。

人気ブログランキングへ

2008年10月 2日 (木)

第三回骨盤おこしセミナーレポート2

中島章夫先生のレポートのつづきです。

09284 09285

●「胸椎を伸ばして行く」
今回、正座で骨盤をおこしながら前傾して行き、そこから顔と胸を前に押し出してゆくという、いつものトレーニングでいくつかヒントを得た。
以前は「胸を前に」と強調していたTakahiroさんが、今回は背骨を前に伸ばして行くという言い方をしていたのだ。「身長をさらに高くするつもりで」と。

この感覚は大事で、元々腰痛のある人は胸椎が動きにくいので、「胸を前に」というと腰で反ってしまいがちだ。すると腰が痛くなってしまう。
腰痛がなくても、胸椎が動きにくい人は多いので、同じく腰に負担をかけてしまう可能性が高い。腰痛持ちはそれをすぐ痛みで知ることができるが、ヘタに健康だと知らずに無理を重ねることになる。
「痛みがあるということは、からだが動き方を教えてくれているのだから、ラッキーなことだ」とTakahiroさんはよく言うが、ほんとうにそうかもしれない。

で、胸椎だが、股関節から骨盤と胴体を前傾させ、さらに背骨を前斜め上にずうーっと伸ばして行く。背骨が伸びたところでさらに、首の下の皮を伸ばすように顎を前斜め上に突き出して行く。それによって胸の皮を伸ばしていくような感じで、胸を前に張り出して行く。
腰が痛いという人にこの手順を教えたら、腰が痛まずに胸を出せるようになった。

胸を出すのが上手くできた人の背のカーブは、離陸する飛行機の描く軌跡のようである。胸椎がよく動く人だと、そこのカーブが宇宙へ飛び出して行くように上を向いている。
Takahiroさんは「頭を胸の上に乗せるポジションを目指せ」という。
もちろん無理は禁物。ともかく股関節を畳んで骨盤と上体を前傾させ、さらに背骨をずうーっと前方斜め上へ伸ばして行くことから始めよう。

●前面の皮膚を伸ばす・背の皮膚を縮める
胸椎を前に押し出して、胸をグウッと張ってみると胸の皮膚が引っ張られて広がるのがわかる。胸椎が動き出すと肋骨を広げることもできるので、そこの皮膚も広がろうとする。
これに前に話題にした「腹圧をかける」を合わせると、胴体の前面、下腹から喉までの皮膚全体が引っ張られて広がるのがわかる。
Takahiroさんは骨盤おこしをやっていると、前面が伸びてきて、背中が縮まってくるのが感じられるようになると言うが、わかる気がする。
背中が縮まり、肩甲骨より胸椎が前に出るようになると、肩甲骨の間に「背の谷間」ができてくる。それを古来芸事で「背を割る」と言うのではないかと思う。

「背を割る」と肩甲骨が開放され動きの自由度が増す。肩甲骨は下がり、肩も下がってくる。そうなると当然腕の動きも自由になるということである。
こうしたからだの構造だけでも技は変わってくる。というか、こうしたからだ(姿勢)があった上での技であるということだろう。

(つづく)

人気ブログランキングへ

第三回骨盤おこしレポート1

9月28日セミナーの中島章夫先生のレポートです。

09281 09282 09283

9月28日に三回目の骨盤おこし東京セミナーを開催した。
今回は主催者であるわたしの都合で、一日の午前、午後での二回という愛知県に住む講師のTakahiroさんには強行スケジュールになってしまった。
次回(四回目)も10月26日(日)1日で2回の、同様の日程なので申し訳ない思いである。
また参加する人にとっても、土曜日の夕方にあるとうれしいという声も多かった。
反対に一日であったために、二回通しで出られて良かったという人もいた。
今回は、雑誌に載ったTakahiroさんの記事を参考に骨盤おこしを実践している人が、直接の指導を受けたいとわざわざ香川県から参加された。娘さんが東京在住であるために、そういう決断もされたのだろうが、股関節に故障を抱えていたので、一日で二回のセミナーが都合がよかったようだ。
参加者の状況は様々なので、一概にどういう方法が良いか言えないようである。
しかしそれでもTakahiroさんにとっては一泊した方が楽だろうし、時間的に余裕ができるために、わたしもいろいろ話しを伺える。今回はほとんどお話する時間が取れなかった。

日曜の9時30分に築地市場あたりまで出てくるのも大変だなあ、と思ったが、一回目でも20名近く、午後も定員を少しオーバーする27名の参加があった。
半数近くがリピーターであった。

●及第点を取る(?)
セミナーはまず、はじめての人に骨盤をおこした状態を体験してもらうことから始まった。
「股関節はどこか」という質問には、いつも通り「そけい部」や「お尻の横」という答えが多かった。なかなか「ヒップジョイント」で、お尻に力を入れて立つとできる「お尻のエクボ」、つまり後ろ側にあることを知っている人は少ない。かく言うわたしも、横にあると思っていた口であるから、笑えない。

次に各自正座で、自分が思う骨盤をおこした(立てた)状態にしてもらう。するとまず例外なくお尻と背中がまっすぐ、みたいな姿勢になる。
一回目はここで突然の(わたしにとっての)ハプニング。Takahiroさんがわたしに、その人たちの骨盤をおこしてみて、と振ってきたのだ。いわば師匠の前でのテストである。
わたしも自分の稽古会などで、Takahiroさんの目のないことを幸いに、偉そうに「ここまで行かないと骨盤はおきないですよ」とかやっているから、なんだかそれがお見通しだったのかな、などと思ってしまった。
なんとかわたしの感覚で及第点をいただけて、ホッとした。

しかしこの及第点も、わたしが「骨盤おこし」を生業にしているわけではないためだろう。Takahiroさんはセミナー経験者が、いろいろ工夫して「こんな風にしているんですけど」と見せると、もちろん見当ハズレでない限りだが、「おお、いいじゃないですか!」などと誉めるのである。
これは指導時も同様で、トレーニングの方向性が合ってくると、「そうです、いいですねえ」とすごく誉める。すかさず「まだまだこの先があるんですよ」と言うのを忘れないが。

●プロ、アマ、一般人
Takahiroさんは専門家に対しては、その専門の動きに関係するトレーニングの場合、けっこう厳しいダメ出しをする。
今回はプロのダンサーが参加していたが、相手が男性であるせいかもしれないが、大変厳しい指導だった。
マイミクmariさんが、歩きや姿勢の工夫を見せると「いいじゃないですか、それ」と言っていたが、マイミクあーさんが専門のコントラバスの演奏姿勢についてはけっこう厳しかった。もっともこれは男女の差ではなく、mariさんもフルートの演奏姿勢そのものであったら、厳しかったかもしれない。

そう言えば今回、卓球の人が数名参加されていて、素振りのフォームでは熱が入っていた。それでもダンサーの方への指導は一段と凄みがあったのは、彼らがプロダンサーだと知っていたからかもしれない。
プロに要求されるもの、アマに要求されるもの、一般の生活に要求されるもの質に違いがあるからだろう。
前回のセミナーのとき、「だんだんマニア好みの体型になってきました」と下腹(丹田)をグッと膨らませてみせたが、「みなさんはこうなる前で止めていいんですよ。そうすれば格好良い腹でいられますから」と言っていた。
「マニア好み」というのは、肥田式とか呼吸法とか、当然武術などに見られるようなドンと張り出した下っ腹のことだ。そうした「超・健康マニア」というのか、ま、そのテのマニアのことである(笑)。
で、普通に健康に暮らして行くだけなら「程」というものがあるということだろう。

●「腹圧をかける」
「腹」ということで、話はまたちょっと脱線するが、「骨盤おこし」では「腹圧をかける」ということが大事になる。
ベルトをキュッと締めて、そのベルトを腹を膨らませてパチンと弾いて切ってしまうつもりで押す。武道で帯を締めているなら、そこに腹をグッと当てるように腹を膨らませる。腹圧は呼吸とは関係なく、吐いても吸っても止めても膨らませておく。
しかしこの「腹圧をかける」ということができない人が増えているらしい。特に女性で苦手な人が多いらしいが、今回は「腹に力の入らない若者代表」みたいな男性が参加していたので、多いに盛りあがった。まあ、マイミクで武術の稽古もしているんだけど、どうもへナへナとしていると思ってはいたが、腹を膨らませることができないとは思わなかった。
それでもセミナーが終わる頃には、少し力を入れることができるようになっていた。

参加したセラピストの女性は、さすがに腹圧をかけるのは上手くて、ポコッと出るが、それがとてもいやなのだと言う。セミナーが終わってから行った店で、「女性にとっては問題ですよ、これは」とか言っては腹をポンポンとたたくので、叩くのは止めなさいとたしなめたのだが、つまり叩きたくなるほどポコッと出るのである。
しかしそこで面白いことに気付いた。その女性は腹を見ながら、つまり下を見ながらイスに寄りかかっていたので、ミゾオチから下がポンと飛び出していた。これは骨盤が後傾していて腹部が折れている「よくない」姿勢だったわけだ。
その人はセミナー中は、骨盤もある程度おこした姿勢ができていたので、骨盤をおこして立ってみてもらうと、そのぽっこりしたお中のままで、すごくキレイな立ち姿になったのである。もちろんその腹は、贅肉が付いて出ているのではなく、内側から圧をかけて張った腹であるからなのだと思うが、からだの前面がふわっとして実に女性らしいやさしいラインなのであった。
骨盤をおこすだけでスタイルの印象がここまで違ってくるのを目の当たりにして、スタイルは骨格のポジションなのだというTakahiroさんのことばが納得できた。
「腹筋するより骨盤おこせ」なのである。

(つづく)

【写真】左:自分の骨盤がおきた位置を知る事は欠かせない
    中:競技カルタのポジションを示す
    右:いつもながら見事な開脚前屈。今回は座布団を押しながら

人気ブログランキングへ

« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »

えにしのつぶやき

  • 今日のつぶやきは・・。
フォト
無料ブログはココログ