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2009年6月16日 (火)

頸体角と前捻角

20090615180422

頸体角と前捻角をご存知でしょうか。

これらは大腿骨頸の角度で、これらの角度と骨盤角度により股関節動作の精度が決まります。

◆ご自身の頸体角と前捻角は何度でしょうか?

頸体角:大腿骨頸と大腿骨体のなす角度は頸ー骨幹角ともいわれるが、頸体角(傾斜角)という方が正しい。この角度は新生児では約150度であるが、3歳児では145度に減少する。成人ではこの角度は126度から128度の間にあり、老人では最終的に120度となる。
前捻角(ネジレ角):頸を通る直線と内側・外側両顆を通過する直線を設定し(大腿骨を上から見ると)、これら両直線は互いに交わり、ここにある角度が生じる。この角度はヨーロッパ人の平均では約12度である。この角度は4度から20度までの変動幅を示す。ネジレ角は骨盤傾斜と関連しているが、この角度によってはじめて股関節における大腿骨頭の屈曲運動から回旋運動への変換が可能となるのである。(解剖学アトラスⅠ 越智淳三訳)

◆頸体角と前捻角の関係は

頸体角が減少しすぎると前捻角の大小に関係なく股関節動作を制限する。大腿骨頸は捻れているのが自然であり、子供のように前捻角が大きくても頸体角も相応に大きければ股関節動作の精度はいい。

◆骨盤角度ー頸体角ー前捻角の関係は

変形性股関節症の場合、骨盤角度(骨盤後傾₋40度~₋90度)-頸体角(減少)-前捻角(幅がある)である。
日本人スポーツ選手股関節痛の場合、骨盤角度(骨盤後傾)-頸体角(減少)-前捻角(幅がある)である。

海外のスポーツ選手と日本のスポーツ選手の骨格(骨盤角度ー頸体角ー前捻角)の違いについてよく質問がある。私の考えでは日本人選手に比べ海外の選手は骨盤角度(骨盤立位±0)で頸体角の減少は少ない。

◆頸体角を減少させない

長期の動作習慣(動作癖)により大腿骨の頸体角と前捻角が作られる。つまり、大腿骨の形は自分の動作習慣(動作癖)を現しているのである。頸体角の減少原因は骨盤角度が大きく関与している。特に日本人は骨盤を後傾させる習慣により股関節(大腿骨頸)を常に圧迫している人が多い。股関節動作を制限しないよう頸体角を減少させない動作改善が必要である。

◆動作改善

  • 「土踏まず」に体重をかけない。
    「MP関節」に乗る「フラット接地」をこころがける。
    *拇指球に偏らず小趾球まで均等に。
    *足関節を外反させないこと。
    *長短腓骨筋・長趾伸筋・長母趾伸筋に偏らない(前脛骨筋)。
    *足趾・足底筋の収縮(特に小指)。
  • 足関節背屈動作および足関節伸展動作を行い併用しない。
    *内外反なく背屈する。
    *外反は小指屈曲で押さえ込む。
    *前脛骨筋による背屈(長短腓骨筋・長趾伸筋・長母趾伸筋ではない)。
  • 膝関節に遊びをもたせる。
    *膝関節完全伸展・過伸展で膝関節をロックしない。
    *膝窩筋を持続的に収縮させない。
    *大腿四頭筋を持続的に伸張収縮させない。
    *ハムストリングスを伸張させる。
  • 骨盤をおこす
    *以下、省略・・

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