2014年3月12日 (水)

【動画】母趾球加重と足裏全体加重の重心移動

構造的に考えると立方骨を経て踵の骨に繋がっているのが、4番、5番目の中足骨、薬指と小指です。
骨の構造としては、「足」に「重」というその漢字の通り、重さを支えるのに適しています。
機能的にいえば小指と薬指は、この踵にかかっている重さを前方向に伝えるアクセルといえるでしょう。


ここでよく誤解されるのが親指です。
その大きさと器用さから趾の中でも一番力があるようなイメージがあるためか、この親指でカラダを支えたり地面を蹴って前進するイメージを持っている人が多いようです。
ところが実際は逆で、親指はブレーキの役割を担っています。
そして、舟状骨に繋がる親指(第1~3趾)は足のアーチ(土踏まず)をつくる役割ですから、役割を誤解してブレーキをかけ続けていては外反母趾や偏平足の原因にもなりますし、なにより動作をスムーズに行うことができません。



108p109p_3
趾でカラダが変わる』第四章 108p-109p


小指はアクセル、親指はブレーキ」を理解して、重心移動をスームーズに行うことが大切です!



“運動とは重心の移動である”


モーションキャプチャー装置を用いて二種類の「上体移動」「立ち上がり」「座る」を計測しました。
以下、stick figure(身体を棒人間として表示したもの)の動きをビデオにしたものです。


「上体移動」

1.母趾球加重で上体を前方へ移動
重心は前に動くが下に沈み込む.椅子に体重が残る.
2.足裏全体加重で上体を前方へ移動
重心が弧を描いて前に動く.足に体重が移動し椅子には残らない.


「立ち上がる」

1:母趾球加重で立ち上がる 
重心が下に落ちて留まる.椅子から足への体重移動が急激.
2:足裏全体加重で立ち上がる 
重心はあまり下がらず滑らかに動く.椅子から足への体重移動が滑らか.


「座る」

1:母趾球加重で座る 
重心の動きに滞りがある.足から椅子への体重移動が急激.
2:足裏全体加重で座る 
重心の動きが滑らか.足から椅子への体重移動が滑らか.


モーションキャプチャー装置による重心計測:モデル中村考宏


【参考文献】
カラダ が柔らかくなる「筋トレ」!  “動き"のフィジカルトレーニング (春秋社) 
趾でカ ラダが変わる (日貿出版社)



真っ白なキャンパスに一筆書きでスーと滑らかな線を描きたい。
その滑らかな線は重心の軌道。
どこまでも終わることなく滑らかに動き続けたいと思う。


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[参考動画集]
【動 画①】体幹の回旋運動と重心移動
【動画②】体幹の側屈運動と重心移動
【動画③】膝の屈伸運動(しゃがむ)と重心移 動
【動画④】着地と重心移動
【動画比較】一般的な運動と構造動作理論による運動


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中村考宏オフィシャルサイト

2012年9月10日 (月)

台湾出版が決まりました!趾(あしゆび)でカラダが変わる

台湾出版が決まりました!

趾でカラダが変わる (日貿出版社)

世界中の一人でも多くの人に読んでいただきたいです。

足指トレーニングのDVDも出ています。
構造動作でカラダを変える! 足指トレーニング [DVD]   (BABジャパン)
【動画】:ダイジェスト版

多くの方は普段暮らすなかで、趾(足指)に思いを巡らせることはほとんどないでしょう。​
クッションの利いた厚いソールの靴と、綺麗に舗装された道は、私達の趾を眠らせるに充分すぎる存在です。自分の趾を思い出すのは、不意にタンスや机の脚などにぶつけた時くらいかも知れませんね。

​でもまだ靴も舗装された道路もない時代からヒトが二本足で立ち、歩き、走っていることを考えると、趾は私達の体と大地を繫げる重要な役割を担ってきたことが分かります。

​私達の祖先が遙かアフリカから始めた「グレート・ジャーニー」と呼ばれる壮大な旅をしていた頃は、みんな裸足で何があるか分からない荒れ地を歩き、走り、自分よりずっと早く、ずっと大きな獲物を追い、家族や仲間とともに移動する暮らしをしてきました。

そうした生活のなかで「趾」は大地を掴む「指」として、危険を素早く感じる「センサー」として、様々に働いていたのです。それは別に走ったり歩いたりといった移動だけではなく、モノを作ったり、料理をしたり、子供を抱き上げたりと、私たちが生きる上での文字通り「土台」だったのです。

そして何百万年もの間続けて来た旅をやめて定住を開始し、靴や道路が整備されるとともに、この土台=趾を私たちは眠らせてしまいました。

けれども私たちがいくら忘れようとも、趾が私たち人間の土台であることには変わりありません。その土台を忘れたままどんな運動やエクササイズをしても、それは基礎の無い土地に家を建てるようなものです。どんなに立派な家を建てても、いずれ床は傾き、壁はゆがみ、住人は不快に感じ健康はもちろん心を害してしまうこともあるでしょう。​

言い換えればこれと同じことが私たちのカラダにも起きているのです。

この『趾がカラダを変える』は、多くの人が眠らせている趾を目覚めさせることで、カラダの土台を取り戻し、骨でカラダを支え、重心の移動でカラダが動く本来の身体構造を取り戻すヒントが書かれています。

趾でカラダが変わる公式ホームページ

趾(あしゆび)トレーニングブロック

2012年9月 2日 (日)

接地は圧を分散する/動トレの真骨頂、その前に趾(あしゆび)

「動トレ=“動き”のフィジカルトレーニング」はテクニック(身体の使い方)を学ぶものではありません。


一流のアスリートたちのテクニックは凄い。


けれど彼らにも足りないものがある。


その足りないものをトレーニングするものが、「動トレ」です。


さて、その足りないものとは何でしょう?


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前回は、
自分を調整する”(コンディショニング)
についてお話ししました。


私の本来の姿は、“治療士”です。
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師の国家資格を取得してこの道に入りました。
「股割り→骨盤おこし→趾(あしゆび)→動トレ」の順で著作を発表してきましたので、MATAWARIの先生とか、骨盤おこしの先生とか、趾(あしゆび)の先生とか、体操の先生など、と思われている方も多いのではないでしょうか。


ここまでは、私の本業である“治療士”として話をすすめるための準備だと考えてください。
骨格ポジションを知る、運動を知るというのは、これから進めていく話の中でとても重要なキーワードになります。知識として得るだけではなく、実践して実感できるようになると、話が理解しやすくなると思います。


さて、いよいよ“動き”のフィジカルトレーニングの真骨頂についてすすめていきたいのですが、
その前に、趾(あしゆび)の復習をしておいた方がいいでしょう。


どうも、趾(あしゆび)トレーニングのイメージが地味なのか、軽くみてしまうのか、なかなかトレーニングが進まない方が多いようです。
また、トレーニングの意味を理解しないまま、足の甲で立ち、歩けるようになった、トレーニングの成果だと喜んでいても、脚の方向が捻じれ違っていたりします。
見た目できているではなく、「質」がいいトレーニングの意味をカラダで理解することが大切だと思います。


まず、趾(あしゆび)に意識を通す。


これは、イメージでもありませんし、テクニック(カラダの使い方)でもありません。
「できるか、できないか」というように実にシンプルな話です。
ですから、趾(あしゆび)を、見て、呼び掛けて、感覚を戻して、動かすことからはじめてみてください。


趾(あしゆび)を握り込む。



これは、本来動くべきはずのMP関節の可動を取り戻す、長趾屈筋・長母趾屈筋などの下腿深層筋の回復につとめてください。



そして、接地。


「動トレ」の接地基準は、圧を分散させて接地するということになります。
足のアーチ構造は、衝撃を和らげるためのつくりになっていますから、踵や母趾球などに圧を集中させていては、その役割を果たすことができません。


足は、カラダの土台。


圧を分散することができない土台では、衝撃がダメージとなってカラダを揺さぶり続けます。
いくら、体幹を鍛えたとしても、足元の不安定な構造物では、よいパフォーマンスが生まれるはずがありません。
接地は、テクニック(技術)ではなく、「できるか、できないか」というシンプルな構造の話だということを忘れないでください。


その、足が支える骨格構造、つまり“カラダのシステム”を支えるのは足ということになります。
趾(あしゆび)を浮かせていてよいはずがありません。趾(あしゆび)に意識が通らなくてよいはずがありません。そのような、土台では深部感覚が目覚めようもないのです。


足元をしっかり復習しましょう!


そういえば、趾(あしゆび)は地味なイメージですが、
実はトレンディな要素を持ち合わせています!
昨年は雑誌Tarezanデビューしたし、本とDVDもでたし、
http://ameblo.jp/eni4/entry-11561925060.html

趾でカラダが変わる (日貿出版社)

世界中の一人でも多くの人に読んでいただきたいです。

足指トレーニングのDVDも出ています。
構造動作でカラダを変える! 足指トレーニング [DVD]   (BABジャパン)
【動画】:ダイジェスト版

カラダの土台をつくりましょう!

これから、ようやく長い長いカラダの旅がはじまるといってもいいでしょう。
行けるところまで行ってみたいと考えています!



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【新刊、続編】
たちまち重版!
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