2008年2月 3日 (日)

大腰筋主動理論29

『弓矢の原理』

大腰筋主動理論の動作の原理は『弓矢の原理』が動作ベースである。
前記にも弓と弦と矢の関係について少し触れたが、動作原理について説明する。
義父が弓道家であることも理由になるだろうか、弓矢のイメージがわかりやすいことから『弓矢の原理』と呼んでいる。

弓道は「弓を引いて矢を射る」。
左手を押手(弓手)、右手を勝手(馬手)という。
一般には引くというイメージが強いが、実際には「弓を押し勝手で耐え矢を射る」。

動作のスタートは大腰筋の伸長力(テンション)をかけたポジション、つまり竹に弦を張った弓の状態がスタートである。
いつでも動き出し可能なポジションである、弦を張らない只の竹の棒では矢は射ることができない。
動き出しは体幹部を前に身体の重みをかけながら大腰筋の伸長力(テンション)を強める、つまり押手が前に身体の重みをかけること勝手が体幹部後面である。
このとき身体は前に飛び出したくて仕方がない状態。
矢を射る、つまり飛び出したくて仕方がない力を放つのは「踵」、宮本武蔵が「五輪書」で書いた「踵を踏むべし」という踵の使い方である。
踵を踏むことにより足関節背屈が強まり大腰筋、大腿二頭筋、腓腹筋の伸張は最大になって伸張反射が誘発される。

大腰筋主動理論の『弓矢の原理』は「伸筋は伸長、屈筋は収縮」で使う。
ただしハムストリングスは大腿二頭筋と半腱様筋、半膜様筋を分けて使う。
解剖学的構造から大腿二頭筋は伸筋扱い、伸長である。

ーーー「追伸」―--

アルピニスト様~~。
お疲れ様でした。^^

「立ち上がり教室」いかがでしたかぁ~~。
案外、身近な動作が皆さん難しいんです。
立位からの動作
座位からの動作
重い荷物や人を持ち上げる動作
原理は『弓矢の原理』から応用発展されるとわかりやすいかと思います。

「膝抜き」は踵を踏んだ結果として捉えられた方がいいかと思います。
動き出しに力を入れてしまう方が多いのですが伸張性収縮は身体を壊してしまう危険性と動作を筋主体にしてしまう可能性が高いので、やっぱり!「身体の重み」を利用する工夫が一番かと思います。^^

内転筋、半腱半膜様筋は秘密・・。

気をつけてお出かけを!

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2008年2月 1日 (金)

大腰筋主動理論28

「収縮ー弛緩ー伸長」+「重力」

大腰筋主動理論の筋肉と重力の関係です。
安静時の筋肉は弛緩。
動作時の筋肉は収縮と伸長。
伸長はテンションという意味合いを含めて伸張としない。
反射は伸張反射。

「持続収縮ー持続伸張」

一般の人の筋肉の関係です。
重力を考えないで持続的に筋肉を収縮させたり伸張させている。

一般的なストレッチは持続収縮に対し持続伸張を行うものなので、疲労はとれるかもしれませんが、動作が「収縮ー弛緩ー伸長」+「重力」のパターンに変わることはありません。
身体を変えるためには上記のパターンを踏まえストレッチ、トレーニングの必用があります。

ーーーー「追伸」-----

休止といっておきながら大腰筋主動理論28を書いてしまいました・・。
これ以上は・・。
S君、先日はお疲れ様でした。
わかりますかぁ~~。
好きという気持ちが太陽に変わったら生涯楽しいですよ~~。
ラブレター「笑」
あとは秘密です。^^

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2008年1月22日 (火)

大腰筋主動理論27

昨年末から書き続けてきた「大腰筋主動理論」はnumber27で休止です。
スタートラインに立たれた方からメールを頂いたことと、もう一つ行き過ぎないということが大切だと思ったからです。

私が人の自然動作を探求するようになったきっかけは治療師として「治る」ということがどういうことなのか知りたかったから。
それと一般の方ばかりでなく、動きに長けた未知の感覚をもった方にも対応可能な治療レベルを身につけるため。

生涯探究は続きます。

学生の時、少年ジャンプの「北斗の拳」が好きでした。
その中に出てくるキャラクターの中で私が好きだったのは「トキ」。
不治の病の「トキ」は、自分の強さを(拳法)人々の治療に当てていました。
私も強くなりたかった。

大腰筋主動理論を探求し続ければ強さになり、強さは弱さを知り治療に転換することができると私は信じている。

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2008年1月21日 (月)

大腰筋主動理論26

動きの方向

大腰筋主動理論では伸張反射による動作を探求している。
伸張反射による動作は「大腰筋が伸張する骨盤、骨格ポジションをベースに重力に乗る感覚」である。

動作の手がかりは「方向」である。
目的方向に「沈み込んで・・」「潜り込んで・・」身体の重みを力にする。
「動作方向」」の軌道は落ち込んで延びていくような線をイメージしている。
例えばイスから立ち上がるとき「動作方向」を「上」に立つ人が多い、しかし潜り込みながら「前」である。
イスから立ち上がるというよりはイスから歩き出すというような感覚。
真直ぐに立って踵よりも前に身体の重みがかかれば前方向の力になる。
つまりイスに座っていても踵よりも前に身体の重みがかかれば前方向の力となり歩き出すような感覚になるのである。

私は「重力に乗る」という感覚表現を使う。
実際には身体の重みが引かれ力になるわけだが、その力を動作に転換するとき動作方向の軌道に乗るという条件が必要だと考えられることから、まとめて「重力に乗る」という感覚表現を使っている。
大腰筋と感覚で「重心を追いかける」という感覚表現を使った。
これは動作方向の軌道に乗りつづけるという意味である。
紙飛行機が風に乗っているような感覚に似ている。

重力に乗って重心を追いかけた先に無意識の動作、人の自然動作があるような気がしている。
身体のベースができたら動作方向の軌道に逆らわずに乗り続けることが大切。

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2008年1月18日 (金)

大腰筋主動理論25

大腰筋と重心の感覚

骨盤後傾で大腰筋が収縮しているときは重心が後にあることに気づかない。
身体の感覚に鈍くなっているのだ。
トレーニングにより骨盤がおきてくると「大腰筋が重心をまたぐような感覚」や「重心を身体の中心に持った感覚」などの感覚がでてくる。
更に骨盤前傾の保持力が強化されると「重心を追いかける感覚」や「重心を追い越さない感覚」などの感覚がでてくる。

私は解剖図を穴が開くほど見てしまったせいか、大腰筋そのものの感覚なのか単にイメージしたものなのかわからなくなってしまうことがある、「重心を追いかける感覚」が私の身体の感覚にあっているようだ。
「重心を追いかける感覚」は時に重心を追い越してしまうことがある。
重心を追い越した感覚は大腰筋の伸長力(テンション)を保持できなかったとき。
骨盤前傾を保持できなかったときである。
動きは途絶え物悲しさが残る瞬間・・。
どこまでも重心を追っかけ続けたい。

ーーー<雑感>ーーー

私は丹田=重心だと思っていた。
しかし、重心を追いかけはじめると丹田は身体の内から外へと飛び出してしまっていることに気づく。
丹田って・・。
内の世界も広いが外の世界も広い。
内と外を含めた動きが人の自然動作・・。
重心を追いかけた先には組み合った相手が重心になったり、キープしたボールが重心になったり・・。
言葉にならないときは「円相」・・。
「○」。

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2008年1月17日 (木)

大腰筋主動理論24

「骨盤おこし」トレーニングのメカニズム

大腰筋は骨盤が後傾すると収縮し、前傾すると伸張する。
大腰筋主動理論では大腰筋を伸張反射させる為、骨盤前傾をトレーニングする。
骨盤を前傾するには股関節の十分な可動域が必用。
股関節の十分な可動域というのは大腰筋とハムストリングスの伸長力(テンション)を保つだけの筋力を備えた股関節の可動域ということ。
大腰筋とハムストリングスの伸長力(テンション)を保つ為の筋力は外旋六筋、中・小殿筋、背筋などの体幹部後面筋である。
体幹部後面の筋収縮と体幹部前面の筋伸張の体幹部は日本人にはあまり見られないが、海外のスポーツ選手には比較的多く見られる。

「骨盤おこし」トレーニングの筋トレストレッチでは伸長力(テンション)の強化、バランストレーニングでは伸長力(テンション)保持力の強化を行う。
伸長力(テンション)の強化は外旋六筋、中・小殿筋、背筋の収縮力をつける。
伸長力(テンション)保持力の強化は収縮力から伸張される体幹部の状態を動作転換しても保持可能な状態にする。

「骨盤おこし」トレーニングの筋トレストレッチとバランストレーニングの関係は粗めのベースを作って粗をそぎ落とすような関係である。
バランストレーニング後に何か身体が軽くなったような感覚になる時は粗が取れてクリアーなベースが残った時である。
理想としてはいつでもクリアーなベースを保ちたい。

「骨盤おこし」トレーニングでは骨格を定位置に収めることを心がける。
骨格に乱れがなければ粗はなくクリアーなベースを保ちやすいからである。
クリアーなベースとは人の自然動作への第一歩だと考える。

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2008年1月16日 (水)

大腰筋主動理論23

身体をまとめあげる力

私が初めてバランストレーニングに「一輪車」を取り入れたとき、
全く乗れる気がせずため息しか出なかった・・。
ペダルを踏みだそうにも入れ過ぎてしまっている「筋力」が邪魔をして次の動作に移れない。
「筋力」がこれほど役に立たないと思ったのはこのとき限りだ。
「筋力」はあるに越したことはない。
だが、動作に転換できなければただの役立たずである。
役に立たないようす、かいがないようすを「無駄」という。
私は「筋力」を「無駄」な「筋力」といって邪魔者扱いをしていた。

あるときから「無駄にしない動作」「無駄にしないトレーニング」を心がけるようになった。
それまでは「良い」とか「悪い」とか思っていたトレーニングのやり方や動作の方法、今は「良い」も「悪い」も無いと思うようになった。
結局、「無駄」にしているのは私自身なのだ。

「無駄」にしない、「良い」も「悪い」もない、矛盾を含めて異なる左右を統合する力を身につける。
トレーニングは反復練習ではなく自分の不足分に気づいて補い続けることである。
それが身体をまとめあげる力になる。

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2008年1月15日 (火)

大腰筋主動理論22

バランストレーニング

バランストレーニングは異なる左右の統合力を育てる。
トレーニングでは不安定な条件を想定して行うが、大腰筋の伸長力(テンション)を抜かない体幹部のポジション作りが大切である。
ポジション作りは筋トレストレッチで骨盤前傾に必用な関節可動域や筋力を養っている。
大腰筋主動理論ではバランストレーニングに「一輪車」や「ボールあぐら」、筋トレストレッチに「股割り」「腰割り」を取り入れている。

トレーニングによりバランス感覚を養うわけだが、バランス感覚とはどういうことだろうか。
例えば「一輪車」に乗れるから「バランス感覚が良い」と何となく思いがちである。
しかし、「乗り方の質」により「バランスの精度」は異なる。
「乗り方の質」というのは大腰筋の伸長力(テンション)を抜かない体幹部のポジションができているかどうかであり、「バランスの精度」とは「他の動作に転換できる能力」のことである。
バランス感覚とは「他の動作に転換できる能力」「異なる左右の統合力」、すなわち「身体をまとめあげる力」といえる。

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2008年1月12日 (土)

大腰筋主動理論21

「骨盤おこし」トレーニング

大腰筋主動理論では「骨盤おこし」トレーニングを行っている。
「骨盤おこし」トレーニングとは大腰筋を生かしやすいポジションを作る為のトレーニングである。
ポジション作りには「骨盤をおこすのに必用な筋力」や「左右大腰筋の統合力」が必要である。
「骨盤おこし」トレーニングには

  • 筋トレストレッチトレーニング(骨盤をおこすのに必用な筋力と伸張反射トレーニング)
  • バランストレーニング(異なる左右を統合するトレーニング)

がある。

「骨盤おこし」トレーニングは骨盤前傾で大腰筋とハムストリングスの伸長力(テンション)を強め伸張反射の精度を上げるものである。
筋トレストレッチとバランストレーニングを分けているのは説明しやすい為であり実際には分ける必用はないと私は思っている。

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2008年1月11日 (金)

大腰筋主動理論20

私は身体構造を考えた時、「つりあい」を取ることに矛盾を感じる。
腹部の横隔膜と大腰筋の構造を見ていると、まるで男性用の着物のよう。
私は柔道で右自然体で構えるが、男性用の着物のように見える人の身体構造からして理にかなっっている。
しかし、真直ぐ歩くことについては不思議な感じがする。
左右が同じように見えても同じではない。
同じでないことが真直ぐということなのか。
自然界を見渡せばあたりまえのことが、人に置き換わったとたんに首を傾げてしまう。
感覚的に統合できればいいのだが・・。
(もう少し時間が必要ようだ。^^;;)

乗り込んで切り替える

大腰筋主動理論では動作において「振り出された脚」に「乗り込んで」左右を切り替える。
右大腰筋利き脚と左大腰筋軸脚を切り替える。
レンコン畑の泥の中で踏みだした脚がズブズブと沈み込んで抜けなくなってしまう様子ではなく、沈み込んでしまう前に反対の脚がすでに出ているというような様子である。
大腰筋とハムストリングスの伸長力(テンション)は踵が踏まれた瞬間に伸張反射をスタートさせ左右を切り替えるのである(踵アクセル)。

私は筋トレストレッチ感覚で股割りを取り入れているが、バランストレーニングとして一輪車を取り入れている。
曲芸をめざしているわけではないので直線コースを4~5キロ乗りながら身体の様子を観る程度だが、矛盾を感覚的に統合するのに私にはあっているようだ。
一輪車に乗れないときというのはレンコン畑の泥の中に脚がズブズブと沈み込んで抜けなくなってしまうような乗り方をするが、少しコツが掴めてくると沈み込んでしまう前に反対の脚がでるようになるので徐々に距離が伸びていく。
真直ぐに乗れるようになるまでは右に反れたり左に反れたりするが、次第に真直ぐ乗れるようになる。
一輪車はバランス感覚というがバランス感覚というのは異なった左右を統合することのような気がする。

この異なった左右を駆使することが大腰筋主動理論の大きなテーマの一つである。

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2008年1月10日 (木)

大腰筋主動理論19

左大腰筋軸脚と呼吸

大腰筋は「人」、「腹」の中の「足」についてこれまでに述べた。
更に横隔膜と大腰筋を合わせて見てみると、まさに「人」が身体の中にある。
「人」の字の支えあう姿から左大腰筋軸脚と右大腰筋利き脚について説明した。
実は横隔膜にも「脚」がある。
横隔膜は腱中心と、さらに小部分に分けられる筋性部からなっていて、
両側に胸骨部、肋骨部および腰椎部が区分される。
腰椎部には内側脚と外側脚がある。

横隔膜の起始部は第1~4腰椎体、つまり「腰」である。
「腰」で動くような動作では大腰筋収縮、横隔膜伸張で胸の浅い呼吸になる。
「股関節」で動くような動作では大腰筋伸張、横隔膜収縮で腹の深い呼吸になる。
「動きのための立ち方」では左大腰筋軸脚の伸長力(テンション)を大切にしているが、肺の容積比にも関係がある。
横隔膜と大腰筋の筋連結からみても呼吸と動作については気っても切り離せないようである。

肺では呼吸気と血液との間でガス交換行われる。
左肺は上葉・下葉、右肺は上葉・中葉・下葉に分けられる。
右および左の肺の容積比は約4:3である。
右肺の方が大きいからか、「利き肺」だからなのか嫌でも身体は右に偏りやすい。
大腰筋主動理論では肺の容量比のつりあいを保つ為に左大腰筋軸脚の伸長力(テンション)を大切にしている。

大腰筋主動理論12

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2008年1月 9日 (水)

大腰筋主動理論18

大腰筋主動理論とスポーツ医学

私が学生の頃、筋肉治療を勉強していると先生から「子供の筋肉を触って筋肉のやわらかい状態をを覚えておくように」といわれた。
しかし、月日が流れていくといつしか原点を忘れ筋肉の病態ばかりを追っていた。
ある時、治療により病態は変化したはずなのに再発をくり返す人が多いことに疑問に思い原点に戻ってみた。
病態は変化していても「筋肉のやわらかい状態」ではなかった。
治療により筋スパズムや筋浮腫を落としたものは「筋肉のやわらかい状態」でなく「筋肉が弛緩した状態」である。
私は勘違いしていた。
「筋肉が弛緩した状態」を「筋肉のやわらかい状態」であると・・。
何故か?
私の中には「動き」がなかった。
「静の治療」から「動の治療」へと変化し、「人の自然動作」を考えるようになった。
「人の自然動作」を探求しはじめて「筋肉のやわらかい状態」の捉え方が変わってきた。
「動きのある筋肉」=「筋肉のやわらかい状態」であり「動きを止めた筋肉」=「筋肉のやわらかい状態」ではない。
「動きを止めた筋肉」とは「大腰筋の動きを止めて動く身体の筋肉」といえる。

現在のスポーツ現場や日常では「動きを止めた筋肉」で動くことが常識になっている。
「再発」あるいは「スポーツに怪我はつきもの」ということも常識になる。
もちろんアクシデントは起こりうる。
しかし、再発や怪我が前提となって行われるスポーツとはなんなのだろうか。
青少年がいとも簡単に手術って・・。
身体を動かすことの意味を考えたい。

大腰筋主動理論では「人の自然動作」からスポーツ医学を考える。

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2007年12月31日 (月)

大腰筋主動理論17

本年はブログを見てくださっている皆様からたくさんのメールをいただき感謝しております。

12月に入り連日の大腰筋主動理論再び!

大腰筋主動理論について多くのご意見をいただき参考になりました。
ご意見の中には「どういうことですか?」といわれる方も多くみえました。
「???」の方は理解しようとする前に、ご自身の身体の関節を一つでも多く動かせれるようにするのが一番だと思います。
「頭」でなく「身体」で考えることが一番です!

「???」の方に質問です。

1.あなたは太もも(大腿四頭筋)に力を入れて立つタイプですか、力を入れないで立つタイプですか?

2.あなたはイスから立ち上がる時に太もも(大腿四頭筋)に力を入れるタイプですか、力を入れないタイプですか?

まず、自分が普段どうしているのか第三者的に確認してください。

次に自分のタイプが確認できたら問題です!

1.太もも(大腿四頭筋)に力を入れて立つ方法と、力を入れないで立つ方法を考えてみてください。

2.太もも(大腿四頭筋)に力を入れてイスから立ち上がる方法と、力を入れないでイスから立つ方法を考えてみてください。

本年は最後まで大腰筋主動理論でした。^^;

「身体で考えれるような状態をつくることが必用です」

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2007年12月29日 (土)

大腰筋主動理論16

大腰筋主動理論は「大腰筋という単筋」を鍛える理論ではなく「人の自然動作」を探求する理論である。

「人の自然動作」を探求するうえで気をつけたいのは、これまでの常識や知識などの思い込みが頭と身体を別々に分けて「人の自然動作」を妨げてしまうこと。
大腰筋主動理論では「目的意識(気持ち)」が99.9%、トレーニングが0.1%の割合で「人の自然動作」を探求している。

「目的意識(気持ち)」

自分がどうしたいのか。
自分がどうなりたいのか。
先が見えなくても方向は定まっているのか。
目的は明確でゆるぐことはないか。
目的意識(気持ち)は具体的でぶれることがなければ99.9%に近いといえる。
常に目的意識(気持ち)に真直ぐなら常識や知識など多くの思い込みに気づく。
気づいた分だけ別々の頭と身体は一体になる。
頭と身体が一体になって「人の自然動作」の探求がスタートする。

「0.1%」の割合

0.1%というトレーニングの割合の重み。
股関節を動かすことができるか。
骨盤を動かすことができるか。
できるかできないか。
できなければできるようにする。
私にとっては0.1%の割合を重く感じる。
されど0.1%・・。

例えば、「股割りができない」から「股割りができるようになる」が0.1%の中に含まれるものだとしたら、「目的意識(気持ち)」が99.9%って・・。

もし、自分のパフォーマンスを最大限に高めたい、自分の可能性をとことんまで追求したいという信念の持ち主がいたら決して「あきらめない」でほしい。
やりつくしたと思っていてもやり残していることは多い。
あきらめなければ「やりつくす」の意味がわかるときがくる。

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2007年12月28日 (金)

大腰筋主動理論15

「たすけあう」=「つりあい」

大腰筋主動理論は左大腰筋軸脚を意識している理由を「人」の漢字の語源と作りから説明した。
他にもいろいろあるが納得できる説明を私は実感できずにいる。
自然界の法則・・。
「立つ」という動作に対して左大腰筋軸脚を意識をして身体を固めてしまっては「動きのための立つ」にはならない。
しかし、自然界の宿命なのか・・説明はできないが意識しなければ軸脚として使えないくらいに私たちは偏ってしまっている。
「左」がいいとか「右」がいいとかではない。
「左」「右」それぞれに「たすける」という意味がある。
「左右」がそれぞれに「たすけあう」ことで「身体のつりあい」がとれる。
つまり、偏っているというのは「左右」が「たすけあえない」ということである。
言い換えれば「たすけあえない自分」がいる。
私が納得できる説明を実感できずにいるのは「たすけあえない私」が自然界にいるということなのだろう。
大腰筋主動理論では「身体(自分)のつりあい」がとれるようになるため考え続ける。

真直ぐに

大腰筋主動理論では定規で引いたような真直ぐではなく、朝顔のつるが太陽に向かって延びてくような様子を真直ぐという。
「たすけあえない私」には太陽のような目標、目的物がまだ明確には定まっていない。
そんな私が子供に「真直ぐに育って欲しい。」と願っている・・。
子供の成長に追いつきたい。
多くの思い込みに気づくことができたなら、真直ぐといえるのかもしれない。
真直ぐということの方向性は見えた、先にかかった霧が晴れれば太陽も顔を出してくれるかもしれない。

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2007年12月27日 (木)

大腰筋主動理論14

身体の中の「人」

大腰筋は「人」という字のように見える。
「人」の語源は立っている人を横から見た形。
腹の中にある「人」。
身体の臓器を覆い包む所であり大腰筋の伸長力(テンション)を逃がさないように覆い包むのが腹。
そして、腹の中に足があると前述した。
つまり、大腰筋は腹の中にある「脚」であり「人」なのである。

大腰筋の右と左

右は利き脚、左は軸脚。
利き脚とは動かす時に、じゅうぶん力が入り、自由に動かせる方の足。
軸足とは軸のように、その場で自分のからだを支える足。
大腰筋は「脚」であり「人」である。
「人」を書いてみると右を左が支えている。
大腰筋の性質は右大腰筋を利き脚、左大腰筋を軸脚と考えている。

右自然体と左自然体

柔道では「自然体」という自然にすらりと立った時の姿勢が、一番変化しやすく、速く動くことができ、最も安全な姿勢とされている。
自然体には両足を横一線上に開いた「自然本体」、右足を一歩前にふみ出した「右自然体」、左足を一歩前にふみ出した「左自然体」の三つがある。
大腰筋主動理論では右大腰筋利き脚、左大腰筋軸脚をベースに自然体において左大腰筋軸脚の割合を多くとって立つ(左利きも同様)。

左大腰筋軸脚

大腰筋主動理論では左大腰筋軸脚に重点を置き、右よりも左大腰筋の伸長力(テンション)を強めるようにしている。
スポーツパフォーマンスの鍵は左大腰筋軸脚である(左利きも同様)。
大腰筋主動理論では左右均等をバランスが良いとはいわない、左右それぞれの役割を果たしていることをバランスが良いという。

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2007年12月26日 (水)

大腰筋主動理論13

大腰筋主動理論のステップアップ

私は右脚を失った。
厳密にいえば右脚の機能を失ったことがある。
不適当なトレーニングを行い失敗をした。
末梢神経経路を圧迫し右脚を麻痺させてしまった。
麻痺すると脳からの指令が筋肉に伝わらない。
脚に意識が伝わらないので脚はぷらんぷらん。
足首は垂れ下がり移動の際に引っかかるので背屈に固定しなければならなかった。

一から育てる

常識やこれまでの知識が治癒過程を邪魔した。
邪魔している頭を取り除くことが私の治療だった。
具体的な治療手技や方法は専門的になりすぎるので省略・・。
「真直ぐ立つ。」
「脚を真直ぐ地面に着く。」
右脚の機能を失ってはじめて気づいた。
思い込みが多すぎたことを・・。
一からやり直しである。

脚を真直ぐ地面に着く

私は脚を壊す前から「真直ぐ立つ」ことを心がけてきた。
しかし、脚は真直ぐ地面を捉えていなかった。
何が「真直ぐ」なのかわからないまま「真直ぐ」を心がけようとしていた。
「真直ぐ」の意味は「少しも曲がることのないこと」と理解していたが、身体の動作を考えたとき「寄り道しないで、直接に目的に向かうこと」の意味で「真直ぐ」ととらえるようになった。
身体には生理的な湾曲があり、人の自然動作を妨げない「真直ぐ」である。

真直ぐ歩く

「真直ぐ立つ」ことを踏まえて「真直ぐ歩く」。
寄り道をしないで、直接に目的に向かう。
脚の軌道に寄り道を入れない。
直接に地面を捉える。

身体と向き合う

夢中で身体と向き合った。
常識や知識や思い込みが解け始めると別々だった頭と身体が一体に・・。
頭ではわかっているんだけど身体が・・。
頭と身体をわけなくなった。
できない動作があると、一言目が難しい・・。
今はできないだけ、できないことが難しいのでなく、努力することを「難しい・・。」の一言で逃れようとしていた。

半年もすると右脚は成長し、大腰筋主動理論はステップアップしていた。

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2007年12月25日 (火)

大腰筋主動理論12

大腰筋の伸長力(テンション)は吸気時に強まり、呼気時に弱まる

大腰筋は横隔膜と筋連結がある。
吸気時、横隔膜が収縮すると大腰筋は伸張される。
大腰筋主動理論の動き出しは吸気時である。
「動きのための立つ」では息を吐きながら動き出すのではなく、息を吸うと同時に動き出す。

吸気時の重心位置

横隔膜が収縮すると大腰筋が伸張される。
横隔膜が収縮すると腹直筋、内外腹斜筋が伸張される。
横隔膜が収縮すると大きく伸張された腹筋群により腹圧が高まり、重心位置は前に移動する。
骨盤を前傾させれば更に重心位置は前に移動する。
大腰筋主動理論の動き出しは吸気時である。
「動きのための立つ」では吸気時の前に移動する重心を動き出しに利用する。

呼吸のタイミング

呼吸と動作は深く関連している。
大腰筋主動理論では現状で理解できている「吸気」と「大腰筋の伸張(テンション)」と「重心」の関係から「呼吸と動作」の関係を追及する。

大腰筋主動理論のストレッチ

ストレッチとは筋肉や関節を伸ばす柔軟体操のこと。
筋肉を収縮させないように息を吐きながらリラックスした状態でストレッチを行うのが一般的だ。
しかし、大腰筋主動理論では「吸気」と「大腰筋の伸張(テンション)」と「重心」の関係から「動作の為のストレッチ」とは神経系を緊張させ人の能力を全力で出し尽くす意味で捉えている。
わかりやすくいえば息を吐きながらリラックス状態で行うストレッチ(健康目的)とお相撲さんの股割り(スポーツ動作向上目的)の違いである。
大腰筋主動理論では「動作の為のストレッチ」を追及している。

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2007年12月21日 (金)

大腰筋主動理論11

大腰筋を鍛えない、鍛えないことが鍛えること

大腰筋の筋力アップを求めない。
大腰筋の作用が股関節屈曲だからといって股関節を屈曲させることに力を注がない。
これまで述べてきたように大腰筋の作用は伸張反射による屈曲である。
そして常に体幹部の伸長力(テンション)を保つ筋肉である。
体幹部の伸長力(テンション)を保つというのは手先足先の動作ではない「腰が入った動作」というような「動作の源」を保つことである。
よって、「大腰筋の伸張反射」と「大腰筋の伸長力(テンション)」がトレーニングの目的となる。
トレーニングの目的は大腰筋の作用を生かしやすいポジション作りと言い換えることができる。
だから筋力アップといって不自然な動作を身につけてしまわないように注意したい。

立ち方と伸長力(テンション)

骨盤を前傾すると大腰筋の伸長力(テンション)は強まり、骨盤を後傾すると大腰筋は収縮する。
大腰筋の伸長力(テンション)を保つには骨盤前傾で立つ。
大腰筋主動理論5で書いた腰(体幹後面)を要に伸長力(テンション)を保つ。
そして伸長力(テンション)を逃がさないように腹(体幹前面)で覆い包む。

大腰筋主動理論の立ち姿は幼児体形!?

大腰筋の伸長力(テンション)を保つ立ち方は胸と腹が大きくせり出し小さくしまったお尻が背中に引っ張り上げられているように見える。
幼児体形や黒人体形のようだ。
もしかしたら黒人体形は幼児体形のまま大人になっているのかもしれない。
骨格ポジションはトレーニング次第でどうとでもなる。
人種が違うからと悲観することはない。
自分にあったポジションを作り上げればいいのだから。

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2007年12月20日 (木)

大腰筋主動理論10

そろそろ本題に入ろうと思う!

大腰筋主動理論では「立つ」の延長に「歩く」、「走る」があると考えている。

私は『立ち方』の研究にかなりの時間を費やしてきたが、ある時何の為の『立ち方』の研究なのかわからなくなった。
骨盤を3パターンに分けている。
「骨盤前傾」
「骨盤を立たせた(おこした)位置」:ニュートラル
「骨盤後傾」
私が見る限り骨盤後傾傾向の人が多い、骨盤をおこすことで身体の痛み(腰痛など)が収まったり、スポーツ動作がスムーズになる人が多い為「骨盤をおこした位置」をニュートラルとした。
それは、「骨盤前傾」というレベルが一般の人にとってはハードルが高すぎると考えていたからだ。
しかし、一般の人がどうとかではなく私は「人の自然動作」を研究していたのである。

大腰筋主動理論では「立ち方」をベースにしている。
しかし、他の動物のベースを考えると「人の自然動作」のベースが「立つ」でいいのだろうか、もしかしたら「走る」ではないかと考えるようになった。
他の動物を考えてみると私は他の動物の動作ベースは「走る」ことだと考えている。
やはり、人も他の動物と同じように「走る」ということをベースにした方がいいと考え、
動物の本能としての「走る」をベースに『動きのための立ち方』として、骨盤を2パターンに分けることにした。
「骨盤前傾」(ニュートラル)
「骨盤後傾」
大腰筋主動理論での『立ち方』は『動きのための立ち方』として骨盤前傾での立ち方をベースとし『歩き方』『走り方』を追求する。

立つ(ニュートラル)<歩く<走る

「立つ」は静に見せる動。
動きのニュートラルは「立つ」。
いつでも動き出し可能な「立つ」。
大腰筋の伸長力(テンション)を保つ。
骨盤前傾で「立つ」。

立ち方

大腰筋の神経支配は腰神経叢筋肉枝である。
大腰筋の伸長力(テンション)を強め、最大限に伸張させるためには腰仙骨神経叢支配筋を上手く伸張、収縮させなければいけない。

大腿神経(ニュートラル)-深腓骨神経<収縮>-浅腓骨神経(伸張)
坐骨神経<伸張>-脛骨神経(伸張)-内外側足底神経<収縮>

大腰筋ともう一つの伸長力(テンション)

大腰筋の伸長力(テンション)を保つ、骨盤前傾での立ち方にはもう一つの伸長力(テンション)を保つ。
骨盤前傾により大腰筋が伸張されるが、それにともないハムストリングスが伸張される。
このハムストリングスの伸長力(テンション)が動作のきっかけとなるのである。
骨盤前傾だけではハムストリングスの伸長力(テンション)は強まらない。
深腓骨神経支配筋の収縮により足関節背屈を強めることと体幹部後面(腰)の収縮を強めることで膝に軽く遊びがある程度に伸展しておく(膝にロックをかけない)。

立ち方はトレーニング

動作において伸張反射を使える人にとっては、どんなポジションで立っていようが関係ない。
しかし、私は人の動作の可能性がどのくらいなのか知らない。
だから、動きのための立ち方を追求する。
大腰筋主動理論の立ち方は簡単ではない。
それなりのトレーニングを要する。
立ち方はトレーニングであるがトレーニングを要す。

立ち方は動作のきっかけ

ハムストリングスの伸長力(テンション)が動作のきっかけであると書いた。
膝関節の裏面に関節をまたいで付着するハムストリングスと腓腹筋がある。
膝を伸展しともに伸長力(テンション)を強めて保っている。
「膝カックン!」というのを子供の頃に経験したことはないだろうか。
そっと、背後から両膝の裏に膝を入れられる。
油断をしていると膝砕けになってしまう。
それに似たような感覚で膝の伸展を瞬間的にゆるめる。(どちらかの脚に「膝カックン!」をかける。)
瞬間的に乗り込みになり反対側の脚が振り出される。

立ち方と伸張反射

子供の頃、「脚気!」といって遊んだ経験はないだろうか。
椅子に腰掛けて膝頭の下(膝蓋腱)をたたかれると、宙ぶらりんの脚がピンと振り出される。
その頃は気にも留めなかったが、実は伸展反射(伸張反射)で遊んでいたのである。
この歳になっても伸張反射で楽しませてもらっている私がいる。
瞬間的に「膝カックン!」をかけると「脚気!」みたいな・・。

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2007年12月19日 (水)

大腰筋主動理論9

大腰筋主動理論では歩きの延長が走りであると考えている。
大腰筋を最大限に伸張し、伸張反射を左右繰り返す。
こんな話を聞いたことがある。
「黒人選手は立っているだけで今にも走り出しそう」
黒人選手の立位時の骨盤はすでに前傾しているため大腰筋の伸長力(テンション)が強く今にも走り出してしまいそうなのである。
大腰筋主動理論では大腰筋の伸長力(テンション)を強く保った状態での伸張反射の左右繰り返しが走り方の理想であると考えている。

歩きの延長が走りである

股関節幅を保ち、骨盤を前傾させる。
骨盤が立っている位置(ニュートラル)から後傾すると重心は後へ、前傾すると重心は前へ移動する。
大腰筋は自重により伸張される。
つまり、重心が前にあれば常に伸張されるのである。

大腰筋主動理論では骨盤前傾での走りを人の自然動作だと考えている。

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2007年12月18日 (火)

大腰筋主動理論8

大腰筋主動理論の腰仙骨神経叢支配筋<収縮>(伸張)パターンは

大腿神経(伸張)-深腓骨神経<収縮>-浅腓骨神経(伸張)
坐骨神経<収縮>-脛骨神経(伸張)-内外側足底神経<収縮>

である。

自重と関節屈曲により<収縮>(伸張)が強まると「もう!これ以上伸張できませんよ」と反対側の脚が振り出される。
この繰り返しが「歩行」である。(人の自然歩行)

大腰筋主動理論では自重と関節屈曲による伸張反射歩行を現段階ではエネルギー効率がもっとも良いと考えている。(人の自然歩行)

大腰筋主動理論で考えている歩行とはエネルギー効率の良い歩行である。
近年、健康やダイエットブームによりエネルギーを消費しやすい歩行方法が主流になっているがエネルギーの無駄遣いではないだろうか?
道端でトロトロと歩いている野良猫がそんなにエネルギーを使っているようには感じない。
ウォーキングの盛んな公園では「しっかり!動いてますよ」と力感が溢れかえっている。
どちらの歩き方がいいのだろうか?
私は人の自然動作を研究する立場からエネルギー効率の良い歩行方法を追求する。
昔、飛脚が毎日何百キロも走ったそうだ。
現代の私たちは何か可能性を閉ざしてしまっているような気がする。
子供の世代に伝えていきたい。
人の可能性を・・。

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2007年12月17日 (月)

大腰筋主動理論7

大腰筋主動理論の核となる部分は大腰筋の伸長力(テンション)のかけ方、その伸長力(テンション)に対しいかしして伸張させていくのかということである。

プレースタイルや構えは十人十色、その人にとっての「自然体」がある。
違うのは大腰筋の伸長力(テンション)のかけ方と伸張のさせ方である。
しかし、赤ちゃんのときに誰でもやっていた大腰筋の伸長力(テンション)のかけ方が、大人になるととても難しいものになっている。
大人になっても大腰筋の伸長力(テンション)をかけれる人は子供のまま大人になったような人、そのような人のことを天才というのかもしれない。

大腰筋の神経支配は腰神経叢筋肉枝である。
大腰筋の伸長力(テンション)を強め、最大限に伸張させるためには腰仙骨神経叢支配筋を上手く伸張、収縮させなければいけない。

大腿神経(伸張)-深腓骨神経<収縮>-浅腓骨神経(伸張)
坐骨神経<収縮>-脛骨神経(伸張)-内外側足底神経<収縮>

<収縮>が強くなるとともに(伸張)が増す。
<収縮>を強めるには自重をかけることと関節の屈曲角度を深めることの二つのポイントがある。

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2007年12月14日 (金)

大腰筋主動理論6

大腰筋の伸長力(テンション)の強さ

こんな話を聞いたことがある。
「黒人選手は立っているだけで今にも走り出しそう」
これは大腰筋の伸長力(テンション)が強いのである。
大腰筋の伸長力(テンション)はポジションにより強さが異なる。
骨盤後傾位では弱く、骨盤前傾位では強くなる。

腹(体幹前面)+腰(体幹後面)=大腰筋の伸長力(テンション)

腹は収縮よりも伸張。
腰は伸張よりも収縮。
腹の伸張と腰の収縮により腹圧が高まる。
腹圧が高まると大腰筋の伸長力(テンション)は強くなる。

大腰筋主動理論では腹を伸張、腰を収縮し腹圧を高めて大腰筋の伸長力(テンション)を強くする身体の使い方を人の自然動作だと考えている。

丹田と大腰筋の伸長力(テンション)

丹田とはへその少し下のところで、下腹の内部にあり、気力が集まるとされる所。
しかし、解剖学的にみて特定の器官がそこにはない。
そこにあるのは腹の使い方である。
実は、赤ちゃんのときに誰でもやっていた大腰筋の伸長力(テンション)のかけ方が、大人になるととても難しい身体の使い方になっているのである。
古人はそこに丹田という言葉を使った。
実体の無い丹田を悩み、考える。
難しいからこそ多くの努力を要する。
古人は見えない多くの努力(気力)を丹田とし後に残したのではないだろうか。

大腰筋主動理論では大腰筋の伸長力(テンション)を丹田と考えている。

呼吸と大腰筋の伸長力(テンション)

呼気は弱まり。
吸気は強まる。
なお、吸気時には重心は前に移動する。

大腰筋主動理論では大腰筋の伸長力(テンション)が強まる吸気時に動作を開始する。

当初、大腰筋主動理論では「自然体」という身体の使い方について考えていた。
「自然体」とは「自ら」+「然るべき」+「からだ」。
プレースタイルや構えなどを見ても十人十色である。
「自然体」といえども、その人にとっての「自然体」であることを学んだ。
そして、核となる部分は大腰筋の伸長力(テンション)のかけ方である。
大腰筋の伸長力(テンション)をいかにして伸張し動作に生かすのか。
「自ら」の努力の見せ所である。
本人の努力次第で身体の可能性は無限に広がり、その人にとっての「自然体」になる。
最近、私は「自然体」という言葉を使わなくなり「人の自然動作」と言うようになった。

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2007年12月13日 (木)

大腰筋主動理論5

腰で曲げたり反ったり捻ったりしないで股関節で動かす

大腰筋を生かす為には腰で動かない。
大腰筋の起始部は第12胸椎~第4腰椎の椎体および肋骨突起から起こり(浅頭)、すべての腰椎の肋骨突起から起こる(深頭)。
付着は大腿骨の小転子。
腰で動くということは大腰筋の筋腹の途中で曲げたり反ったり捻ったりするということ。
股関節で体幹を屈曲、伸展、回旋する。
大腰筋は伸張反射で生かす!

大腰筋の伸長力(テンション)を保つ

腰は大腰筋の伸長力(テンション)を保つ身体の要である。
竹の棒が大腰筋だとすると腰は弦。
竹の両端から弦を張ると弓になる。
自重で大腰筋を伸張させれば矢を放つ力となる。
常に伸張反射をおこしやすいポジションがある。
大腰筋の伸長力(テンション)を保つポジションである。(立ち方)

大腰筋の伸長力(テンション)を覆い包む

は「月」+「ふくれた器+足」と書く。
身体の臓器を覆い包む所であり大腰筋の伸長力(テンション)を逃がさないように覆い包むのが腹である。
腹の中には足がある。
つまり、腹の中の足とは大腰筋なのである。

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2007年12月12日 (水)

大腰筋主動理論4

大腰筋を生かす為には腰から前傾しない

大腰筋を生かす為には股関節で動く。
股関節から骨盤を前傾する!
腰から前傾すると大腰筋は収縮してしまう。
乗り込みの際に腰から前傾してしまうと伸張反射は期待できない。

腰椎椎間関節からの前傾と股関節からの前傾

腰椎は可動範囲の広い関節ではない。
腰から前傾してしまうと大腰筋を生かせないばかりか腰痛など故障の原因になる。
股関節は臼状関節(球関節)である。
大腰筋主動理論では可動範囲の広い股関節で動くのが人の自然動作だと考えている。

腰から前傾してしまうと大腰筋を生かせないばかりか腰痛など故障の原因になる

「腰」は「月」+「要」。
腰は身体の要である。
腰は身体の大黒柱であるから腰を曲げたり反ったり捻ったりしない。
人が直立二足歩行になったから腰痛で悩まされるようになったのではなく、直立二足歩行における自然動作をしなくなったことが原因ではないかと考える。

日常生活において腰で動くことに慣れてしまった私たちは骨盤後傾気味であることに慣れてしまった。身体の重心位置は骨盤にあり、骨盤が後傾すると重心位置が後ろに傾いてしまう為上体を前に傾け(猫背)身体のつりあいを保たなければならなくなる。その結果、骨格的な問題だけでなく腹部動静脈、内臓器などを持続的に圧迫しながら生活をおくりさまざまな問題をひきおこしている。

大腰筋主動理論では人の自然動作を考察するとともに後傾傾向の骨盤をおこす工夫をしている。

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2007年12月11日 (火)

大腰筋主動理論3

振り出された脚にしっかり!乗り込む

大腰筋主動理論2では大腰筋を生かすためのステップ「乗り込む」ことを書いた。
乗り込みが無かったり浅かったりすると伸張反射はおこらない。

伸張反射がなければ筋力にたよるしかない

乗り込みが無かったり浅かったりすると後に重心が残る。
後に残った重心を前に送り出さなければいけない。
後ろ脚を「伸展」し地面を蹴り出して重心を前に送る。
自重を常に蹴り出して前に送ることはかなりの負担である。(疲労や故障の原因)

大腿直筋の伸張反射

未だ医療業界でもトレーニングの現場で行われている大腿四頭筋(大腿直筋)訓練の誤解。
後ろ脚を「伸展」し地面を蹴り出して重心を前に送る動作では大腰筋を生かせない。
つまり、大腿四頭筋(大腿直筋)の収縮力に頼る動作は人の自然動作ではない。
大腿四頭筋(大腿直筋)訓練は不自然な動作を鍛える。
大腿直筋も大腰筋同様に伸張反射で使う。
振り出された脚にしっかり!乗り込んだとき、大腿直筋は伸張される。

蹴らないで乗り込む

振り出された脚にしっかり!乗り込むと、自重が重荷になることなく自重を力として使うことができる。(重力を利用する身体操作)
大腰筋主動理論では大腿直筋の収縮力に頼って地面を蹴り出さない自重で伸張反射をおこす動作が人の自然動作だと考えている。

私は大腰筋に固執しないように心がけている。
人の自然動作を言葉で説明するとき「大腰筋」「骨盤前傾」「骨盤後傾」「重心」「大腿直筋」などのキーワードを使うのが私にはわかりやすい。
大腰筋主動理論は「大腰筋」単筋を鍛えるものではない。
人の自然動作はどのように行われるのか、私はその法則性をトレーニングを通じて探している。

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2007年12月10日 (月)

大腰筋主動理論2

しっかり!乗り込む

大腰筋主動理論の補足として書いた「大腰筋を生かすステップ3」でまず大切なのが、振り出された脚に「しっかり!乗り込む」ことである。

なぜ、乗り込むのか?

大腰筋の伸張反射は大腰筋が伸張されることによりおこる。
振り出された脚に乗り込んでいくと乗り込んだ側の骨盤(腸骨)が前傾し低くなる。
これは大腰筋が伸張されているから。
そして、更に乗り込んでいくと「もう!これ以上伸張できませんよ」と反対側の骨盤が前傾低くなり脚が振り出される。
(前に倒れそうになると脚がでるような感じ)

大腰筋は自分の身体の重みにより伸張され脚を振り出す。
つまり、乗り込んでー伸張されてー振り出されてー乗り込んでー伸張されてー振り出されてを交互に大腰筋がくり返す。
大腰筋主動理論とは骨盤は交互に高さを調節し身体の重みによる伸張反射がおこる身体の状態を人の自然動作と考えている。(重力を利用した身体操作)

骨盤後傾でも乗り込めば伸張反射を期待することができると書いた。
しかし、かなり乗り込まなければいけないこと、身体各部に負担がかかりすぎることが問題である。
僅かな乗り込みで大腰筋の伸張反射を利用できる骨盤前傾が理想的である。

◇最近mailのやり取りをさせていただいているサッカー指導者村松さんのおかげで大腰筋主動理論を見直すきっかけができました。(感謝)
村松さんのブログ:http://www.plus-blog.sportsnavi.com/naoto/

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2007年12月 8日 (土)

大腰筋主動理論

「大腰筋」はスポーツ選手が競技能力を高める為に必用な知識です。私が「立つ」ということを研究し始めた時に書いた「大腰筋主動理論」。今読むとあまりにもつたない文章なので補足しておきます。本当は手直しをしなくてはいけないのでしょうが、私の記録としてそのままにしておきたいと思います。

1.大腰筋は持続的に収縮している。
大腰筋はどのような状態でしょうか。
骨盤を前傾させると大腰筋は伸張し、後傾させると大腰筋は収縮する。
特に日本人の場合骨盤後傾傾向の人が多いので、ほとんどの人が大腰筋を持続的に収縮させている。この大腰筋の持続的収縮は腰痛などの痛みの原因と考えられる。

2.大腰筋の伸張反射
大腰筋の最大の作用は股関節の屈曲。
ただし、伸張反射による屈曲である。
伸張反射は脳を介さない脊髄レベルでの筋肉の反射である。
体幹部で伸張反射をおこす。
つまり体幹後面を収縮させ体幹前面(大腰筋)を伸張させる。
「身体が勝手に動いた」というプレーをしたときなどは、上手く伸張反射を利用できたのだと考えられる。

3.大腰筋を生かす3ステップ

ステップ1:乗り込み
歩行、走行において完全に乗り込み伸張反射を誘発する。

ステップ2:股関節外旋
股関節外旋により更に大腰筋が伸張される。

ステップ3:中殿筋
乗り込み、股関節外旋に加え中殿筋収縮による骨盤の押し出しにより大腰筋が最大限に伸張される。

4.大腰筋を生かす下準備
骨盤後傾でもしっかり乗り込むことができれば伸張反射が期待できる。しかし、大腰筋の伸張度合いは少ない。
理想的なのは骨盤前傾による大腰筋の伸張である。
大腰筋を鍛えようと収縮に時間を費やすのは効果的にみて疑問である。
それよりも大腰筋の働きやすいポジション作りが必用である。
私は骨盤をおこすトレーニングをしている。

大腰筋トレーニング

トレーニングは身体を細分化することからはじめるが、最終的にはアバウトになる。

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